ひと昔前、ラジオはテレビと比べた時に、もうオワコン・メディアと言われて衰退の道を辿っていた。誰もがテレビ中心となりコミュニケーション・メディアもテレビが中心となっていた。そしてそのまま進みかに見えたが、ここ最近、ちょっと様子が変わってきたように肌で感じる。パーソナリティとリスナーの関係、そう深夜ラジオから受け継がれてきた関係、その仲間意識、そしてオフ会と、そのグループ感覚がとても今の時代感に合って心地よく感じられる。なんとなく属してるという感覚とゆるい相関関係のコミュニケーション。ニッチなちょっとクローズドな言葉のやり取りが共感つくり、繋がりを築いている。多分ラジオ自体のパーソナリティとリスナーの関係は何も変わっていないのかもしれないが、radikoという環境が後押しはしたかもしれない（radikoという環境が後押しはしたかもしれない受け手の環境、世界が変わったのだろう。このコロナ禍で生まれたClubhouseというアプリも然り。もう一度、ラジオというメディアをうまくコミュニケーションメディアとして使ってみたい、そう思う今日この頃である。