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DIGITAL SENIOR

近年、インターネットの高齢者の利用が急伸している。また、「プレシニア」と呼ばれる今の60歳は、Windows95が発売されたインターネット元年の1995年当時、35歳、仕事でもネットを日常的に使い2020年に60歳定年を迎える。また、「Hanako」世代であり、女性が牽引する市場で、最後の消費旺盛世代として市場規模は約950万人に及ぶ。もともと雑誌での情報収集をして流行のブランド、グルメ、旅行とその時代の旺盛な消費行動の中で生活意識を築いてきたので、今後の消費経済の中心になるだろう。また、次の高齢者世代である50代では、そのネット利用状況は約98%と若者世代とほとんど変わらない。また、個人のインターネット利用機器は、スマートフォンが50〜60代を含みほとんどの世代でパソコンを上回っている。さらにコミュニケーションとしてのSNSの利用度も年々伸びていて、ラインユーザーの3割が50歳以上など、世代差はなくなりつつある。さらにコロナ禍によるリモート推進、DX化は、その後、アフターコロナの新しい時代、デジタルワールドへのエポックメイキングになるであろう。その中で、活字文化をどう時流に合わせていくのか? 届く情報発信やコミュニケーションをどう考えていくのか。デザインに求められる変化のスピードは早く、ハードルもますます高くなっていくだろう。

インターネット利用状況(個人)

令和元年 通信利用動向調査(総務省)


年齢階層別インターネット利用機器の状況(個人)

令和元年 通信利用動向調査(総務省)


SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用状況(個人)

令和元年 通信利用動向調査(総務省)

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